豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科・歯周病専門医の仙田歯科医院、院長仙田です。
歯周病は、歯をささえている周囲の組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質の計4つの組織)が歯周病原細菌による炎症で破壊されてしまう病気です。
重度歯周炎の臨床所見としては、歯がグラグラしてきた、歯肉が退縮し歯が長くなって来た、咬みにくい、痛む、腫れる、膿が出るなどです。重度歯周炎は周囲の歯槽骨の吸収が顕著に認められます。
失われてしまった歯周組織を再生させるには歯周組織再生療法が有効です。その代表的な治療法には、以前ご紹介したエムドゲイン法と、GTR法があります。
以前一本の歯を残す努力としてご紹介したエムドゲインの、最新の症例についてご説明いたします。
左下の第二大臼歯周囲に重度歯周炎による骨吸収が認められます。
前に植立されたインプラントの審美性に影響が出ないよう注意を要します。
術前レントゲン写真 現在のレントゲン写真
最小限の切開・剥離 廓清後仮縫合
クエン酸処理後エムドゲイン貼薬 縫合と仮の歯をセット
手術から数ヶ月は、両隣在歯としっかりと固定し、仮の歯を調整し咬合力が加わらない様にします。あとは患者様に一定期間ブラッシングの制限と、フロスなどの補助的清掃用具も使わないでいただく様ご指示いたします。一生懸命磨きたい患者様には酷ですが、再生を阻害してはいけないので致し方ない措置なのです。そのかいあって、久しぶりにレントゲンをお撮りしてみると骨様組織が再生しているのが確認出来ました。先日レントゲンを観察しながら患者様と一緒に喜んだ所です。まだ治療が終了した訳ではございませんが、手術、仮の歯での煩わしさ、ブラシイング制限など大変お疲れさまでした。
この患者様も抜歯しなければという診断を下されたとの事で当院に来院されました。
当院は一本の歯を残す努力を怠りません。是非ご相談下さい!
Good day & Peace!
センちゃん日記
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歯周病の再生療法
投稿日:2011年8月24日 カテゴリー:再生療法, 歯周病治療