日記

ポスターコンクール

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
先日豊島区歯科医師会の委員会で平成23年度図画ポスターコンクールの診査を行って来ました。
診査風景           昨年の中学生部門の優勝作品

豊島区内の小・中学校から応募していただいた作品の中から歯科医師会の公衆衛生委員会、学校歯科医会の先生方、我々執行部の役員よって厳正なる診査を行いました。沢山の作品が集まりコンクールが行えるのは、教育委員会やご指導下さった小・中学校の先生方や美術の先生などのご尽力、そしてもちろん一生懸命描いてくれた児童の努力の賜物です。
ただし、順位を付けるのが目的ではなく、歯の大切さ、口腔衛生の意義、健康な歯で食べる喜び等を啓蒙する一貫であると私なりには解釈しております。ただ単にポスターを眺めているだけより、自分で苦労してメッセージをこめて描き上げる事によって、児童の心に刻み込まれると思うのです。私自身も絵を描くのが好きで、小学校の図画工作の時間は大好きでした。そして、今回のコンクールの様なポスターを描いた記憶も鮮明に有ります。ムシバイキンと歯ブラシがお口の中で戦っているような物でした。自分で描いた事によって歯磨かなきゃなっとおぼろげに思った物でした。
学校歯科の先生は、校医として歯科検診を行い児童の歯の健康を見守ります。歯科講話やポスターコンクールなどを通して啓蒙活動も行います。また食育活動等も積極的に行う様になって来ました。これらは非常に低予算の中で、地方自治体の助けを借りて行っている訳です。豊島区であれば区などと毎年協議して行っており、検診機材、無影灯(虫歯の見落としを防いだり、検診者の無理な体勢による腰痛等を防いでくれる照明器具です)などの拡充に尽力している訳です。子供の頃学校で歯垢染色液でみんなで楽しく染め出ししたのを覚えていませんか?磨き残しが有ると歯が真っ赤になるやつです。私はその記憶も昨日の様に覚えています。真っ赤になっちゃった、恥ずかしいな、みがかなきゃな〜なんて。あれも学校歯科の口腔衛生活動の一環です。豊島区では一部の学校にRDテストというむし歯菌の測定テストを試験的に導入しました。学校歯科の先生方が持ち出しで行う訳にもいかないので、区にお願いする訳です。こんな協議も執行部を通して行っている訳です。さらに歯を磨く洗口所を学校に配備しようという働きかけもスタートしました。実際に豊島区では少しずつ学校に配備される事となりました。
ポスターの話に戻りますが、小学生低学年のほのぼのした物から、高学年のダイナミックな物、そして中学生の本格的な物まで力作ぞろいでした。公式に豊島区歯科医師会のHPに掲載がすんでからこちらのHPでもご紹介したいと思います。一枚のポスターにもこんな背景があるとふと思っていただけると幸いです。

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