豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
大臼歯は歯根が上顎は3本、下顎は2本有ります。駄目になった歯根を部分的に抜歯(分割抜歯といいます)を行い周囲の歯とブリッジにする場合があります。分割した歯根を用いた無理な設計のブリッジはあまりもちません。分割した歯は根面カリエスになったり歯根破折をおこし10年はもたないでしょう。
他院にて右下第二大臼歯の前よりの歯根(近心根)を抜歯し、第一大臼歯とブリッジにしてあった患者様です。残った遠心根が歯根破折をおこしブリッジが脱離して来ました。
先ずは抜歯を行い、抜歯窩温存(ソケットプリザベーション)を行い、後日インプラント埋入しました。
ソケットプリザベーション
インプラント埋入
幸い第一大臼歯はダメージを受けていなかったので、分割抜歯して残っていた歯根ががんばったとも言えると思います。これからは丈夫なインプラントが代わりに噛み合わせを維持してくれ、周囲の歯のサポートもしてくれるので安心です。
Good day & Peace!
院長仙田のペリオ インプラントブログ
無理な設計のブリッジは?
投稿日:2009年11月30日 カテゴリー:インプラント, 症例vol.13