咬合育成:咬合斜面板

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
過蓋咬合を伴う下顎遠心咬合の治療に用いる咬合斜面板に関するお話です。
何の事ですか?という声が聞こえて来そうなので、わかりやすくご説明しますと、
下の顎が後方に位置し、特に臼歯の萌出が不十分で前歯の噛み合わせが深くなってしまっている小児に対して、咬合斜面板と呼ばれる取り外し式の装置を用いる治療法に関してです。
咬合斜面板を用いると、下顎が前歯部に設計された斜面に誘導されながら近心移動し臼歯部の挺出、前歯の圧下により咬合が挙上されます。
装置咬合面観          装置側方面観
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下顎が斜面に誘導され近心移動する様子
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初診
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噛み合わせ(被蓋)が深くて下の前歯がほとんど見えません。相対的にかなり前歯(上顎歯列)が出たイメージです。
装着時
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下顎が近心に誘導されています。しかし臼歯部が離開しています。臼歯部の廷出が起こり咬み込んできます。
半年装着後
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下の前歯がかなり見えるようになりました。奥歯もしっかりと咬み込み噛み合わせが挙っているのが確認できます。
前歯が出たイメージが改善できました。
装置の煩わしさに負けずに何ヶ月もがんばって装着してくれた患者様に感謝です。
混合歯列期(乳歯と永久歯の混在した時期)は発育途上にあり、歯列不正を治す、言い換えると歯列を良い方向に発育させる咬合育成(咬合誘導)の大変重要な時期です。永久歯列が完成されてしまってからでは大掛かりな治療法が必要となってしまうケースでもミニマムな介入で大きな効果を得る事が出来るチャンスです。
小さな歯列不正を見逃して後に重大な歯列不正につながらない様に小児の口腔内を見守る水際対策を怠らないようにしたいと思います!
Good day & Peace!
院長仙田のペリオ インプラントブログ

投稿日:2009年5月22日  カテゴリー:歯列矯正治療

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