人工サファイア製のブレードタイプインプラントがグラグラして来た患者さんです。
このタイプのインプラントは骨にくっつきません。ただそこにあるというだけです。
天然の歯と連結して被せ物を入れる為、しばらくは機能しますが年々沈下したり動揺がひどくなり、最後は抜かなければならない事が多いようです。
レントゲン写真 仮の歯
摘出に先立って、メタル製のブリッジを除去し、プラスティックの仮歯に入れ替えました。
上顎洞に近接していたので、穿孔しないよう注意して摘出を行いました。
ネック部周囲に骨が少し造成し、中は空洞という状態で、動くけれど引き抜けない状態でした。
やむおえず骨を切削して開窓し何とか摘出できました。
摘出したインプラント
ブレードインプラント摘出
投稿日:2008年1月30日 カテゴリー:症例vol.3, インプラント