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新着情報:カテゴリー「歯周治療」
2008年06月19日:重度歯周炎→マグネットデンチャー
豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
右下大臼歯部に痛みを訴え来院された患者さんです。
歯周病による根分岐部病変、根管治療の不備による根尖病巣、歯根破折など多数の因子が絡み、根管治療、歯周外科処置、分割抜歯などを行いました。
分割抜歯と歯槽骨の吸収が進行していたため被せ物を行うのは不可能でした。
インプラント治療は患者さんが望まず、部分入れ歯のバネ(クラスプといいます)が見えることも許容出来ないとの事。
そこで、なんとか保存した歯根を利用して、磁性アタッチメントを応用したマグネットデンチャーで治療させて頂く事になりました。
術前レントゲン写真 歯周外科処置後レントゲン
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歯根を何とか保存しマグネットを応用する事で、通常の義歯の2/3程度の大きさにでき、舌の後ろを通って反対側までバネをかける必要も無く片側で処理出来違和感も少なくする事が可能となりました。
Good day & Peace!
院長仙田のペリオ インプラントブログ
2008年05月31日:歯肉縁下カリエスの処置
被せものをしていても虫歯になるんですか?
という質問を時々頂きます。
もちろんなってしまうのです。
神経を失った歯である場合、しみたり痛んだりしないため、知らないうちにかなり進行してしまう事も有ります。
被せ物の辺縁から虫歯が進行してしまった患者さんです。
ボーンサウンディングして生物学的幅径が確保できると判断し、骨はいじらずに対処しました。
カリエスチェックで虫歯を除去し、レーザーを用いて殺菌、歯質の強化、歯肉切除を行いました。
術前 歯質と歯肉への処置
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ほとんど出血もなく治癒も非常に早く、歯肉の状態は良好になりました。
ファイバーコアを用いて支台築造を行い、被せ物をお入れしました。
ファイバーコア 補綴処置後
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生物学的幅が確保出来ないケースは必要に応じて歯槽骨の切除を行いますが、歯肉のみで対処出来るケースは、低侵襲で治癒の早いレーザー治療が非常に有効です。
院長仙田のペリオ インプラントブログ
2008年05月14日:侵襲性歯周炎(2)
限局型侵襲性歯周炎と思われる治療例のレントゲン写真をご説明します。
骨吸収の著しい右下第1大臼歯
術前 術後
左右ともに術前は歯肉縁上縁下歯石が沈着し、歯槽骨の垂直および水平的吸収が著名でした。
抗生剤による化学療法と、エムドゲインを用いた再生療法による歯周外科処置の効果で、歯槽骨の再生が起こっています。
右側では近心の垂直的骨欠損が、左側では近心および根分岐部で著名に骨再生が認められます。
再生療法を行う事によって確実に骨および歯周組織の再生が獲得できました。
歯周病治療は、歯周病専門医にお任せください。
2008年05月13日:侵襲性歯周炎(1)
侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)とよばれる病気があります。
若年でありながら急速に歯周炎が進行してしまう怖い病気です。
通常の歯周病治療ではなかなか治りにくい事でも知られています。
特に部位特定的に、前歯や第1大臼歯に限局して起こる場合も有り、限局型侵襲性歯周炎と分類されます。
今回は限局型侵襲性歯周炎と思われる症状を呈していた18歳の患者さんを治療させて頂きました。
前歯と第1大臼歯に著名な歯肉の炎症と骨吸収がありました。
口臭の自覚もあり悩んでおられました。
術前 術後
通常の治療と同様に、ブラッシングを徹底してがんばっていただき、歯石の除去を行うとともに、テトラサイクリン系の抗生剤を服用して頂きました。
その後、臼歯部においては歯周外科処置を行い、エムドゲインゲルを用いた再生療法を行いました。
歯肉の炎症、不快症状、口臭も消え悩みも解消されwさんには喜んで頂けました。
治療のポイントとしては
1.進行が急速であるため、治療も迅速に行う。
2.抗生剤を併用して化学的に原因細菌をたたく。
といった事があげられます。
若年者は治る時の反応も早いので目に見えて回復する事も有ります。
但し、治療の甲斐もなく一気に侵襲が進行し抜歯に至るケースもありますので早期発見、早期治療が重要です。
2008年04月07日:GBRとソケットリフト
1月にブレードタイプインプラントを除去した患者さんです。
撤去したバイオセラム バイオメンド(吸収性GTRメンブレン)
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撤去後骨補填材を入れソケットプリザベーションを行いましたが頬側の薄い骨は吸収されるため、インプラントを撤去した大きな空洞が完全に骨で充たされる訳ではありません。
そこで今回はGBR法(骨再生療法)を併用してインプラント手術を行いました。
術前X線写真 埋入後X線写真
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○向かって左の犬歯相当部位に10mmのインプラントを通法に従い埋入しました。
○真ん中の第1小臼歯相当部位にGBRを併用して8mmの物を埋入しました。
β-TCPと吸収性膜のバイオメンドを用いて行いました。
○向かって右の第2小臼歯相当部位にソケットリフトを用いて8mmの物を埋入しました。
骨の高さが3mm程度だったので、シュナイダー膜を傷つけないようにβ-TCPを併用してオステオトームで5mm程挙上しました。
術前 埋入後
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中央のインプラント周囲に2壁性の骨欠損があります。
β-TCPの充填 バイオメンドの設置
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大きな骨欠損だったのでβ-TCPの量も多く必要でした。(Thank you for Dr. J)
縫合後CO2レーザー照射後 CO2レーザー
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CO2(炭酸ガスレーザー)レーザーは埋入時周囲の殺菌消毒、還流作用促進等による消炎促進、毛細血管新生促進、歯周組織再生促進、上皮の伸展を遅延し結合組織性付着促進、骨再生促進の等 、、、とにかく治りを良くしてくれるそうです!
約1時間半に及ぶ手術、Iさん本当にお疲れさまでした。
数ヶ月の間は仮の歯でお食事して頂き、その後は最終的な被せものをお入れできる予定ですので、もうしばらくお待ちください!
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2008年03月31日:歯周治療後の補綴治療
歯周病の治療を行っている患者さんです。
歯周病は歯肉が歯(歯根)に付着している箇所がプラーク中の細菌の毒素の影響で剥がされる事から起こります。付着喪失と言います。
その後、歯肉が下がったり歯槽骨が溶けたりし、進行した歯周炎では歯肉退縮を起こし歯が長く見えるようになります。
歯周病で歯肉が下がり、審美障害を訴え来院されたNさんです。
術前 術後
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適合不良の補綴物を除去し仮の歯に置き換えながら、歯周病の基本治療であるスケーリングルートプレーニングという処置を行い、炎症性の因子を除去ました。
その後患者さんの意見もお伺いしながら被せ物をお入れしました。
一旦退縮してしまった歯肉を再生させるのは至難の技なので、補綴物であまり歯を長く見せないように工夫しました。初めの補綴物はスクエアーな形態で、女性の患者さんであるNさんの輪郭ともマッチしていませんでした。優しそうな丸みを帯びたオーボイドという形態にし、歯根のくびれた状態を模倣し歯を長く見せない工夫をしつつ、長期的に安定するよう清掃性も考慮した形態としました。
審美的、機能的にもNさんには満足して頂けました。
今後は患者さんと一緒にいい状態を維持できるように定期検診を行いケアさせていただきます。
2008年02月28日:歯根破折
歯根は割れてしまうと(竹を割ったように縦に割れた場合をさします、縦破折とも言います)残念ながら保存は難しく、抜歯となります。
骨折しても骨はくっつきますが、歯根はけっしてくっついてはくれません。
患者さんTさんは他院にて根管治療を長い事行っていたが症状が改善しなかったそうです。
担当の先生は根管治療はうまく行ったと判断し、被せ物を入れるとご説明されたそうです。
Tさんは症状が残っているため被せるのは不安で、歯肉から匂いもするのでなんとかしたいとのことで来院されました。
レントゲンで根分岐部に骨吸収透過像がありました。
歯根破折の所見は認められません。
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また肉眼で舌側の歯根にうっすらとひびが入っているのが確認できました。
ひびの入っている所が浅く骨の上で止まっている場合は保存可能ですが、破折が深い所まで及んでいるようなら抜歯するか、前のかかり付けの先生に処置して頂くようお話ししました。
もし、歯根破折が無く保存可能であれば、単なる歯周病なので歯周外科処置を行い分岐部病変を徹底して廓清し再生療法を行う計画を立てました。
外から判断できず、手術によって確定できるのであれば行ってほしい、納得できるとの事。
確認の為の手術を行い、歯根の状態により、抜歯か歯周外科処置をする事になりました。
剥離掻爬したところ、はっきりと遠心根に破折が認められました。
Tさんにも良く確認して頂き、保存不可能である事を再度ご説明し納得して頂き抜歯を行いました。抜歯に際して、骨をなるべく保存する目的で分割を行い抜歯しました。
歯根破折は、レントゲンなどでもなかなかわかりにくい事があります
。長期に経過するとやっと破折した事がわかるようになるため、しばらく違和感や咬んだときの痛み、膿の味や匂いといった不快症状に悩まされる事になります。
CTで診断が付く場合も有りますし、今回のように歯周外科処置を行い確定する事も可能です。
2008年01月26日:患者さんにやさしい歯石除去
歯石除去をスケーリングといいます。
歯周ポケット内の深い所に入り込んだ、歯根面に強固に付いた歯石を取る事を(スケーリング)・ルートプレーニング(SRP)といいます。
SRPを行う際は歯肉に器具が触れるため痛んだり器具で歯肉を傷つることが無いよう、熟練を要します。
(過去には意図的に器具で歯肉の内面の炎症を起こした組織を取り除く術式もありましたが、現在では付着歯肉の喪失や歯肉退縮を招くためあまり行われません)
通常はキュレットという手用器具を用いますが、当医院ではスイス、サテレック社製のスプラッソン P-MAXという超音波スケーラーを用いてSRPを行います。
特徴はパワーが微調整できSRP専用モードがあり、患者さんと歯に優しく歯根面を傷つけません。
また、歯肉縁下専用のチップが各種あり、部位に応じて使い分け、深い部位にも到達しなおかつ歯肉を痛めません。グレーシーアフターファイブやミニファイブと呼ばれる小型のキュレットと比較しても格段にコンパクトで小回りが効きます。
スプラッソンP-MAX 上:アフターファイブ,下:P-MAX チップ
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実際に歯肉縁下歯石を除去した所です。レントゲン写真と口腔内写真で示します。
術前は歯根の表面にごつごつした歯石が写っていますが、術後は滑らかな表面が得られました。
術前 術後
過去にスケーリングで痛い経験をされた方に以外に多く遭遇します。
当医院では痛みに配慮したスケーリング、ルートプレーンングを行っていますので安心してご来院ください。
優しい歯科衛生士と私が待っております!
2008年01月21日:重度歯周炎の治療
歯周病が進行すると、歯がグラグラ動いてきます。
指や舌でちょっと押しただけでも動きます。
当然食事もままならなくなって来ます。
術前 術後
この患者さんは、歯がグラグラ揺れて来て、奥歯が抜けて行き、前歯が徐々に出て来たそうです。
典型的な歯周病による咬合崩壊の症例です。
歯槽骨は全顎的に吸収が著しかったため、インプラントによる治療は不可能でした。
上顎は歯周外科処置を行い残った歯根を利用しました。
クロスアーチスプリントによるセラミクスブリッジ用いた補綴処置を行いました。
下顎は左右合わせて2本の歯根のみ保存できたので、マグネット(磁性アタッチメント)を用いた義歯にて補綴を行いました。
マグネットキーパー(磁性アタッチメント)
歯周病が進行すると、治療に要する費用や時間の負担が多くなり、抜歯に至る確立が高くなり、治療法も限られてしまいます。
なるべく早めに検診を受け、早期発見早期治療、そしてなにより予防を心掛けましょう。
ご自身の歯を極力残せるよう、お手伝いさせて下さい。
2007年12月27日:エムドゲイン 再生療法 ♯2
左上大臼歯部位にエムドゲインを用いた再生療法を行った患者さんです。
術前 剥離・掻爬および廓清
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特に第1大臼歯近、遠心分岐部と第2大臼歯近心分岐部に骨欠損が認められました。
ブラッシング時の違和感、口臭、咬合時の一羽間、硬い物が噛みにくいなどの症状がありました。
レントゲン写真で、著名に第1大臼歯近遠心、第2大臼歯近心骨欠損部位に骨の新生が認められ、垂直
性の骨欠損が無くなり骨が平坦かしているのがわかります。
術前 術後
患者さんの症状も改善され、安心して咀嚼する事が可能となったそうです。
エムドゲインを用いて再生療法を行う事によって、強固な付着機能を備えた歯周組織の再生が可能となります。
2007年12月03日:12 years ago 8028
12年前大学病院で研修医だったころから担当させていただいる患者さんです。
全顎的な歯周病と顎関節症がありました。
術前 術後
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全顎的に歯周病治療を行い、上顎臼歯部は歯周外科処置を行いました。
顎関節症に関しては、スプリント療法を行い、噛み合わせの治療も行いました。
スプリント療法後、顎が右に変位した位置で顎関節が安定しました。
顎が安定したポジションで右側下顎臼歯部に補綴治療を行いました。
また、左右上顎犬歯にコンポジットレジンを用いてビルドアップし犬歯誘導を与え、
臼歯部を離開咬合とし臼歯部に加わる側方圧を緩和しました。
そういった治療が終わったのが治療を初めてまる2年ほど経過した時点で、今から10年前のことです(写真右)。
Aさんは沢山の歯を失ってしまうのではないかと心配しておられました。しかし、一本も歯を失う事無く治療を終える事が出来ました。初診時が60歳でしたので、62歳で28本の歯が残っておりました。
80歳で20本の歯を残そうという8020運動というものがありますが、Aさんには8028を目指しましょうとお話したのを今でも覚えております。
それから年に一回ほど定期検診させていただき、私の勤務先が変わっても検診させていただいておりました。
現在は3〜6ヶ月間隔で定期検診と予防処置をさせていただいております。
先日は右下の一番奥の詰め物が脱離したため再製させて頂き、土曜日に治療が終わりました。
72歳となられた今もご自身も大変お元気で、そして全ての歯もご健在です。
8028は単なる通過点として、これからもますますお元気で!
2007年11月19日:GTR法 #4
歯周病が進行した方で、数ヶ月毎に歯肉が腫れて痛むという方はいらっしゃいませんか?
タイヤが突然パンクする事をバーストと言いますが、歯周病においても時々急激に炎症を起こし腫れてくる事をバーストと言います。
左下大臼歯部に数ヶ月に一回急性の炎症が起こるいわゆるバーストを繰り返していました。
骨欠損が大きく、歯周ポケットも深かったため再生療法を行い歯周組織の再生を計りました。
術前 切開・剥離
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術後4週経過時点でメンブレンが露出してきたため、2次手術を行い除去しました。
メンブレンを設置していた部位は新生組織で充たされています。
てかてか光っているぶよぶよした物が新生組織で骨へと成熟していきます。
メンブレンのトリミング法はDr. Kevin G. Murphyの考案した方法を用いました。
メンブレンが浮き上がらず、歯根および骨欠損部位にフィットします。
歯周組織の再生が期待でき、今後メインテナンスによってバーストが防げる事でしょう。
2007年11月12日:GTR法 #3
右下大臼歯部に再生療法のGTR法を行いました。
特に第2大臼歯の近心から舌側にかけて3壁性の骨欠損がありました。
術前 剥離掻爬、廓清
4週経過時に隣接面から僅かにメンブレンの露出が認められたため2次手術を行いました。
骨欠損部は新生組織で満たされており、良好な歯周組織の再生が期待できます。
メンブレンに感染した痕跡は認められません。
大学院時代にメンブレンの感染と歯周組織の再生量に関する研究の際、SEM(走査型電子顕微鏡)でGTR膜の観察をしていました。
GTR膜は、表面にプラークが付着しても、細菌を内側に通す事無く内面に歯周組織の再生をもたらしていたことが観察できたのを覚えています。
しかしGTR膜は長期間露出しているとカラー部からプラークが侵入する恐れが有るので、しっかり縫合し歯肉弁で被覆しておく事が肝心です。
歯周組織再生誘導法を行う事によって、失われた歯周組織の再生が可能です。
2007年11月06日:GTR法 #2
先日東京モーターショウで日産GTRがベールを脱ぎましたね。
ゴーン社長が実車に乗って現れた際にはフラッシュの嵐だったとか、、、。
歯周病治療の再生療法においてもGTR法はよく用いられます。
ベールを脱ぐならぬメンブレンの除去時にも期待と緊張の一瞬が待っています。
骨欠損部位に新生組織は出来ているのか否か。
←で示した第1大臼歯頰側と第2大臼歯との隣接面に骨欠損が認められました。
GTR法を行い術後5週目に膜を除去したところ、新生組織が再生されておりました。
メンブレン上の歯肉は垂直懸垂マットレス縫合により強固に縫合しました。
せっかく出来た新生組織をサクションで吸ってしまったり傷つけたら大変です。
慎重に歯肉弁で被覆し、成熟を待ちます。
成熟すると、骨欠損部を満たす骨となり、歯周組織の再生が期待できます。
GTR法(歯周組織再生誘導法)はエムドゲイン法と並んで進行した歯周病治療において効果を発揮します。
2007年11月02日:重度歯周炎の克服
重度の歯周炎で歯が徐々に自然脱落していった患者さんです。
初診時は写真を撮るのは恥ずかしいので、良くなって来たら記念に取って下さいとのこと。
そのため初診時は模型の状態です。
初診時 術後
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左右両側臼歯部が欠損しているため前歯がかなり出て来てしまいました。
咬合崩壊といい、前歯が出てくる事をフレアーアウトと言います。
右奥歯に2本インプラントを埋入し臼歯部の噛み合わせを確保しました。
前歯は出て来ているし全てぐらぐらしているため、連結固定が必要でした。
歯髄保存の為、先ず矯正治療を行い前歯を理想的な位置に並べました。
右上の前歯のみ矯正治療後予後不良と判断し抜歯させていただきました。
矯正治療後最終固定もかねてセラミクスクラウンを連結して被せました。
今後さらに上顎左臼歯部にソケットリフトを併用したインプラント処置を行い
左右臼歯部の噛み合わせの確立をはかる予定です。
今では、出てしまっていた前歯が自然に戻り、硬いお肉なども噛み切れると大変喜んでおられるKさんでした。
2007年10月18日:歯周治療と矯正治療
会社の検診で歯周病が重度に進行している事を指摘されたTさんです。
かなりの数の歯を抜歯しなければいけないと言われ怖くなってしまったそうです。
初診時の状態です。
歯周治療、矯正治療、補綴治療をしっかりと行うことにより、
多くの歯を助ける事が出来ました。
まず、全体的に歯周外科処置を行い歯周環境を整えました。
歯周外科を行う事によって抜歯となる歯は最小限で済みました。
その後、上下前歯を中心に矯正治療を行いました。
右上の前から2番目の歯は歯槽骨の吸収が激しかったため矯正治療前に抜歯となりました。
前歯には矯正後、審美的な被せ物を入れました。
奥歯には根の治療等を施し、しっかりとした被せものを入れました。
しっかりと噛む事も可能となり、前歯の審美性も獲得できたため、
Tさんも大変満足されていました。
後は良好な状態を維持するため定期的なケアと予防を患者さん共々行う予定です。
適切な歯周治療と矯正治療および噛み合わせの確立のための補綴治療を行えば、
重度に進行した歯周病でも治療は可能です。
2007年10月17日:エムドゲイン 再生療法 (2)
垂直性の骨欠損に対して明らかに歯槽骨の新生が認められます。
エムドゲインゲルを用いた再生療法を行うと、
強固な付着機能を備えた歯周組織の再生が期待できます。
以下にイラストで示します。
( Emdogain Gelのリーフレットより抜粋しました)
この方法を用いると、従来の歯周外科処置では得られなかった理想的な
真の歯周組織の再生が得られます。
しかも低侵襲に行える手術なので、術後の疼痛、腫れも最小限です。
重度の歯周病の進行を指摘されお困りの方、安心してご相談ください。
エムドゲインゲルは エナメルマトリクスデリヴァティブ(EMD)
を主成分としてた歯周組織再生誘導材料です。
スウェーデンのビオラ社で開発され、2005年時点で世界39カ国
で使用されています。
2007年10月16日:エムドゲイン 再生療法 (1)
失ってしまった歯周組織を回復する方法には再生療法があります。
以前GTR法をご紹介しましたが、もう一つのエムドゲイン法のお話です。
こういったお薬を失った歯周組織中の歯根面に塗布します。
Mさんの右下第一大臼歯です。
もともと銀歯が入っていて、歯槽骨の吸収が根の近心、遠心に著名にあり、
ぐらぐらして噛めない、力が入らないという状態でした。
銀の歯を外し仮の歯にし、噛み合わせを適切にあたえました。
その後通法に従い剥離、掻爬、廓清し、エムドゲインゲルを塗布しました。
塗布する前にすぐに歯肉弁が閉じられるよう
仮縫いしておくと確実で速やかに処置が行えます。
術前 剥離
術後3ヶ月経過観察し、審美的なセラミクスクラウンによる補綴処置を行いました。
最初の主訴であった、グラグラし噛めない、力が入らない
といった症状は改善され、審美的機能的にもMさんに満足していただけました。
2007年09月13日:被せものの長期的な安定のために
補綴物を入れた後、歯はもちろん歯肉が健康でなければ長期的な安定は望めません。
歯肉が炎症を起こしやすかったり、ブラッシングが適切に行えなかったり、歯肉退縮をおこし根面カリエスになったりと、いろいろトラブルの原因となります。
臼歯部で付着歯肉が無かったり、幅が狭い場合などに歯肉の幅の増加や、ポケットの除去を行う目的で行う手術法として、歯肉弁根尖側移動術(Apically Positioned Flap)があります。患者さんTさんは左奥歯の被せもの周囲に違和感と出血がありました。被せものの再治療を希望し来院されました。
ただ単に被せ物をやり直すだけでは症状は改善されませんし、また数年で再治療となる可能性が高いです。
そこで、歯周外科処置を行った後補綴治療を行う事になりました。歯肉を部分層弁で剥離し掻爬を行い徹底的に廓清し、骨整形を行い、付着歯肉を残したまま歯肉弁を根尖側に移動しました。
その後仮の歯で歯肉の成熟を待ってセラミクスの被せ物が入りました。奥にはインプラントが2本入りました。現在被せもの周囲の歯肉の状態も良好でブラッシング等のケアも行いやすく満足されております。
歯周外科処置は、悪くなった歯周病の治療のみならず、今後の歯周組織、補綴物の長期的安定のため、ブラッシング等のケアを良好に行うためなど様々な目的で行うことがあります。
2007年09月11日:GTR法
歯周病が進行すると、歯肉の付着が壊され(通常歯肉が腫れた後にやせていきます)、歯を支える歯槽骨が吸収されます。骨の吸収が重度に起こると、歯が揺れたり噛みにくかったりし最後には抜歯となってしまいます。抜歯→インプラントorブリッジor入れ歯となる前に、失ってしまった骨や歯の周りの組織を再生するためには、歯周組織再生療法が有効です。GTR法やエムドゲインという方法があります。今日はGTR法のお話です。
患者さんHさんは左上の奥歯が噛みにくく違和感を訴えていました。奥歯4本くらいにわたり骨の吸収が進行していました。4本の奥歯に対して通常の歯周外科処置を行いました。歯肉の中にまで入り込んでしまった歯石(歯肉縁下歯石)を徹底的に除去し、骨の形態を術後ブラッシングや管理しやすいように整えました。一番奥歯は揺れが著名で骨の吸収も進行していたのでGTR法を用いて再生療法を行いました。手術時に骨の吸収してしまった所に特殊なテフロン膜を設置しておくと、その中でじっくり骨が再生してくれる治療法です。欠点は時間がかかります。4〜6週間は膜を歯肉内に入れておかなければなりません。骨欠損部と膜をトリミングして設置した所です(一番奥歯のさらに後ろ側なので写真がわかりにくくごめんなさい)。
4週後に二次手術を行い膜を除去しました。膜および手術部位に感染は認められませんでした。骨欠損内は新生骨様組織で満たされていました。
Hさんには4週にわたる二度の手術を受けていただきました。その間ブラッシングと、洗口剤を併用して丁寧にケアしていただきました。とても良くケアしていただいたので、良好な結果が得られると思います。今後も定期的に予防処置を受けていただき骨を安定させていきましょう。Hさん大変おつかれさまでした。(再生療法は喫煙者の方は適応外です。)
今後はエムドゲインの症例もご紹介する予定です。




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