[2009.07.21] 
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ロングスパンブリッジの弊害

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新着情報:カテゴリー「症例vol.11」

2009年07月21日: ロングスパンブリッジの弊害

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
複数の歯を失ってしまうと、ロングスパンブリッジ(長ーい橋渡しをして被せる)を行うしか選択肢のない時代が有りました。今は、残っている歯に負担をかけ寿命を縮める事無く欠損補綴可能なインプラント治療があります。
10年程前からロングスパンブリッジが入っていたという患者様です。4本分の歯を2歯で支えていたため負担荷重と根面カリエスがありました。当院では3年程前から歯周病の治療と定期検診等を行わせていただいておりました。ある日突然ブリッジが脱落した日には歯根は保存不可能な状態になっていました。
ブリッジ脱落時
(歯根は保存不可能なダメージを受けていた)
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先ず第二大臼歯の残根を抜歯し、第一小臼歯に抜歯即時埋入、第一大臼歯相当部にフラップレス埋入を行う計画を立てました。
第二大臼歯残根抜時        約3年前のレントゲン
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インプラント埋入時        埋入時のレントゲン
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計画通り抜歯即時埋入とフラップレス埋入を行いました。そして後方は頬小帯をC02レーザーでカットし、瘢痕治癒による不動粘膜・付着(様)歯肉を作ることで、グラフトレスにより低侵襲にインプラント周囲の安定を得られます。
ニ歯欠損のブリッジを行った事で、およそ10年でブリッジの土台の歯2本をも失ってしまいました。その時点で欠損部にインプラント治療を行っていれば違う結果になった事は明白です。当時は別として、エビデンスのあるインプラント治療が普及した昨今においては、安易にロングスパンブリッジを行うのは慎むべきであると思われます。


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2009年07月17日:インプラント前のCT解析(2)

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
先日CTやレントゲンで解析しインプラント治療を行った患者様の抜糸を今日行いました。
午後一のインプラントの手術が30分くらいで終わり、滅菌・消毒等を行い少し時間が余りほっと一息ついている所に、早めに来院していただきじっくりと経過を見る事が出来ました。
当日は鎮痛剤が必要でしたが、翌日からは痛みも無かったとの事で安心しました。
第二小臼歯と第一大臼歯相当部位に2本のインプラントを埋入する計画となりました。
第二小臼歯は GBR併用、第一大臼歯はフラップレスでソケットリフトを行う計画でした。
CT解析      実は歯肉の下には骨が残存してくれました!
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実際には第二小臼歯はCTには写っていない頬側骨板が残存しておりました。予想外にいい状態で、 GBR 用のメンブレンは不要で口蓋側低位埋入を行い少しβ-TCPを填入するだけで済みました。
第一大臼歯相当部は、最小限の切開剝離で確実にソケットリフトを行いながら埋入しました。
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おそらく第二小臼歯頬側骨板は吸収して行こうとしている状態でギリギリ残っていたのでしょう。抜歯待時埋入であればソケットプリザベーションを必要とする所以です。タイミング的にも良い結果でした。第一大臼歯部インプラント先端3mm程度を覆うように β-TCPのドーム状の盛り上がりが確認できます。均等に挙上できた模様です。
今後は5週程まち、PTVデータをとりながらインテグレーションを確認し、補綴処置に移行しましょう。 Iさん大変お疲れさまでした!


Good day & Peace!
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2009年07月14日:入れ歯→インプラントで機能回復

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
入れ歯で苦労なさっている患者様の多さに驚かされます。
今回の患者様も左右下の奥歯が無く、部分入れ歯を装着なさっておられます。
この入れ歯が痛くて咬めなくて困っていらっしゃるとの事で、当院でインプラント手術をお受けになった患者様からご紹介いただき来院なさいました。
左下臼歯部を全て失っています。二本のインプラントを埋入しブリッジで欠損を補綴しました。
初診時             術後
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初診時             術後
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長年義歯を入れていた為歯槽骨の吸収が進み下顎神経までの骨の高さが不十分であり、オトガイ神経も大きくループを描いているため埋入制限を受けました。
黄色い線が下顎神経です。
直径3.75×8mmのインプラントを神経まで少しのゆとりを残して2本埋入しました。
クリアランスも不足していた為、スクリュー固定の最終補綴物を選択しました。
入れ歯と違い、しっかりと咬める、痛く無い、取り外しの煩わしさが無いなどといった患者様の満足を得る事が出来ました。
今後は右下の部分入れ歯も同様に不具合が有るため、インプラント治療で左右の奥歯がしっかりと咬めるように機能回復を図る予定です。


Good day & Peace!
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2009年07月13日:狭い欠損部へのインプラント埋入(2)

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
非常に狭い欠損部へインプラントを埋入させていただいた患者様です。
一回法で即時荷重を目指しましたが、埋入トルクが規定値を満たさなかったため、早期荷重を行いました。
術前             埋入時
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抜糸時            埋入5週後
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埋入後4週で PTV値が00となったため型を取り、埋入5週後にPTV値−01と確実なオッセオインテグレーションが確立されており仮の歯が入りました。
インプラント埋入時にインプラント頬側に歯肉を増やす手術も同時に行いました。
そのため仮の歯が入った時点で歯肉が厚く盛り上がっているイメージがあります。仮の歯のカントァー(張り出し具合)で歯肉の連続性等を調整し、あと数週間の後に最終的な型取りを行い被せ物を作る予定です。
このように上顎のインプラントでも早期荷重が行えます。なるべく早く歯を入れて欲しいという患者様の願いに出来るだけお応えして参ります。
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2009年07月08日:インプラント術前のCT解析

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
抜歯を行うと特にほっぺた側の歯槽骨(頬側骨板)は吸収します。
ソケットプリザベーションを行うか、舌側にHAインプラントを埋入し骨伝導能により頬側骨板の吸収を最小限に図るしか有りません。
抜歯のみだと確実に吸収します。
インプラント治療を希望され先ずカウンセリングで相談させていただいた後、レントゲンやCTなどを撮影し、インプラント治療を行わせて頂く事になったIさんです。
第二小臼歯と第一大臼歯相当部位に2本のインプラントを埋入する計画となりました。
オルソパントモグラフィー(レントゲン)
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第2小臼歯部位に抜歯後の骨吸収像がうっすらと影っています。
これをCT撮影する事で骨欠損部位がくっきりはっきりとわかりました。
3次元的に骨欠損形態も把握でき、口蓋側低位埋入を行う事で骨造成を最小限に出来ることがわかりました。
CT画像
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第二小臼歯部は骨造成を併用、第一大臼歯部位はフラップレスでソケットリフト法を用いながらの合計2本埋入予定です。
Iさん明日は多少オペが長くなるかもしれませんが一緒にがんばりましょう!

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2009年07月07日:入れ歯のバネは、、、

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
部分入れ歯はクラスプと呼ばれるバネ(通常針金の様な物)を残存歯に引っ掛けて固定します。残された歯は揺さぶられて経年的にどんどん骨が吸収して行きます。
この患者様も入れ歯のバネを掛けていた歯がグラグラしてしまいました。骨が吸収して痛みが出て来院され、急遽抜歯となりました。
初診時
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抜歯2週後            インプラント埋入
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緊急処置としての抜歯であったため、インプラント埋入の準備であるソケットプリザベーション等は出来ませんでした。
カウンセリングにより後日インプラントを行う事になりました。抜歯3週後の遅延埋入となりました。
抜歯部位は最小限に切開剝離し徹底的に掻爬し骨面を露出させるとともに骨髄穿通し、舌側低位埋入し、βーTCPで血餅保持を行い、そーっと縫合しました。
術前              術後1週目抜糸時
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後方のインプラントはフラップレス埋入しました。抜歯部位へインプラント埋入を行った部位もフラップレス部位も、鎮痛剤が必要無かったという程で、腫れも痛みも有りませんでした。
術後一週目の時点で傷口は少し痛そうですが実際には症状は皆無で良好に経過しています。
 入れ歯は手軽にできる方法で設計次第では有効な欠損補綴手段となりますが、こういった症例に出くわすと考えさせられますとともに、インプラントの優位性、有効性を再認識させられます。


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2009年07月02日:即時負荷インプラント ♯2(2)

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
インプラント植立と同時に仮の歯を入れて負荷を与える方法を即時負荷とか即時荷重インプラントと呼びます。
左右の奥歯に順番に即時負荷インプラント治療を行った患者様です。
失ってしまった左下第一大臼歯相当部位に行いました。
最終的な被せ物が入り噛み合わせもしっかりとなじんできました。
術前              治療終了後
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術前レントゲン         術後レントゲン
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全ての症例で即時負荷が可能な訳ではありませんが、骨質、骨量、植立時のトルク、PTV値を参考に、条件が整えば手術と同時に咬む事も可能です。
手術の日のに仮の歯が入るという事は患者様の喜びが大きい様です。
患者様の要求と材料や術式の進歩により、徐々に即時負荷傾向に向かう様です。

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2009年06月22日:歯根破折→インプラント(2)

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
歯根破折していた歯を抜歯→ソケットプリザベーション→インプラント埋入を行っていた患者様です。
左下第二大臼歯歯根が破折しておりました。
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ソケットプリザベーション(抜歯窩の温存の一例)後には十分な骨が出来ており、埋入後も経過良好で先日被せ物が入りました。
術前              術後
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術前              術後
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咬合面            プラットフォームスウィッチング
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咬む力の強い男性でご自身の歯根も割れてしまった経緯があり、また、前の歯が金合金であったため、患者様のご希望も合わせて金合金で作製させていただきました。
金合金は適度に摩耗してくれるのでインプラント体と相対する歯にも負担が少なく、噛み合わせに優しいと言えます。
プラットフォームスウィッチ(シフト)を行い歯肉の厚みを確保することで複数回の手術を防ぎます。
日々の臨床において、歯を失う原因としては、虫歯、歯周病についで歯根破折が多いように感じられます。神経を残す、ファイバーコアを用いる、強い接着材料を用いるなど、なるべく歯根が折れる事の無いような治療法を心掛けております。いざ歯根破折してしまったら、周囲の歯を犠牲にする事無く、サポートする役目もあるインプラント治療でリカバーするのが理想的であると考えております。

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2009年06月15日:コンピュータ・ガイデッド・サージェリー (3)

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
下あごには下歯槽神経という太い神経が通っています。この神経を損傷すると麻痺などが起こり取り返しのつかない事態に陥ります。
今回の患者様は、下歯槽神経(下顎管ともいいます)までの歯槽骨の高さが十分で無かったため、CT撮影しコンピューターでシュミレーションし最適な場所に埋入しました。
一本かなり以前にお入れになったというインプラントが入っています。
コンピュータ・シュミレーション 埋入後
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初診時は他院にて治療を中断なさった所で、仮の歯が入っていました。
各インプラントは連結しておりません。手前の既存のインプラントは埋入方向に問題があったため近心カンチレバーとなっています。
初診              補綴処置後
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咬合面観
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CTからは正確で多くの情報が得られるため、被爆量を考慮しながら可及的に撮影するべきで有ると考えております。


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2009年06月08日:狭い欠損部へのインプラント埋入

豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科専門の仙田歯科医院、院長仙田です。
歯を失ってしまった欠損部にインプラント治療を希望されても、その欠損部の幅が狭いと埋入出来ない場合もあります。インプラントと天然の歯間の距離は3mm程度欲しいので制限を受けます。
今回のケースでは、模型上でもレントゲン写真でもギリギリの幅でしたので慎重に埋入を行いました。
術前             術後
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パノラマレントゲンでは手前の歯の根の近く埋入されているように影っていますが、真横から撮影して見ると、ほぼ歯根と歯根の中央に位置して埋入されている事がわかります。
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ノーベルのグルービーインプラントを用いて即時荷重を行う予定でしたが、埋入時のトルクが規定値に達しなかったので後日荷重を行う事にしました。
即時荷重は出来ませんでしたが、一回法で行ったので手術はもう必要有りません。インプラント周囲に健康な歯肉も確保できています。
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現在のインプラントは狭い所に埋入可能なΦ3.25~3.3mmの物や、長さも5mm程度からラインナップがあり信頼性も向上しており適応症が拡大しています。
ペリオテストという機械を使って、骨とインプラントがしっかりとくっついたことを客観的に判断しながら、補綴処置を行ってゆきます。


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