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新着情報:カテゴリー「症例vol.1」
2007年10月22日:ソケットリフト ♯2
右上第1第臼歯部位にインプラントを埋入する際にソケットリフトを行いました。
患者さんの右上臼歯は第1大臼歯欠損でセラミクスブリッジが入っていました。
下顎は第2大臼歯欠損で、第2小臼歯、第1大臼歯にセラミクスのクラウンが入っていました。
患者さんは奥歯の咬合力が強い為に上下ともにセラミクスが割れてしまっており、
再治療を行うにあたり、同じ方法ではまたいずれ同じ結果が待っています。
しかし、審美性を考慮し、出来れば白いセラミクスが希望でした。
そこで下顎第2大臼歯部にインプラントを埋入し咬合負担領域を増やし、
上顎は、被せ物の高さがとれない事も有り、ブリッジではたわみが生じてセラミクスが
また割れてしまうため、第1大臼歯部にインプラントを埋入にそれぞれ単独でセラミクスを
被せる事にしました。
第1大臼歯相当部位の骨の厚みは約6.5mmしか有りません。インプラントを埋入
しようとすると上顎洞につきでてしまいます。そこでソケットリフトを併用して
人工骨を用いて約3mm上顎洞底を挙上し、10mmのインプラントを埋入しました。
10mmのインプラント体 以前ご紹介した「オステオトーム」
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仮の歯を調整したり麻酔や止血を含めると約一時間かかりましたが、インプラント
手術自体は正味30〜40分くらいで患者さんの負担も少なく済みました。
術後に、術中の感想をお聞きしました。
コンコン!とたたく時は痛かったですか? 「痛みは無かったです。」
響きましたか?「はい、響きました。でも痛くは無かったですよ。」とのことでした。
マレット(小さな金槌状の物)でたたくため、どうしても振動が伝わってしまうのですが、可及的に不快症状が出ないように努めました。
土曜日が消毒の日だったため、術後の状態をお聞きしたところ、鎮痛剤を服用せずに済んだそうです。サイナスリフトと異なり低侵襲に行える事がやはりこの術式の利点であると再認識出来ました。
欠損に対して従来、第1選択はブリッジが当たり前でした。
しかし、欠損前後の歯を切削する、ブリッジが壊れる、ブリッジを支えている歯根や歯槽骨がダメージを受ける、歯間ブラシなどを用いた清掃が煩雑である。等々デメリットも多く発生します。
インプラントがファーストテョイスとなる日が来ているのかも知れませんね。
2007年10月20日:インプラントと磁性アタッチメント
欠損部にインプラントをした場合、通常はブッリッジのような被せものが入ります。
欠損部の範囲が広ければ広いほど通常インプラントの本数は増えます。
多数のインプラント上にブリッジや取り外し式の入れ歯を入れる事も有ります。
インプラント手術に対して恐怖心を持っている方は、
いきなり何本ものインプラント手術を行う事に抵抗感が有ります。
また費用的にもそれだけ負担が大きくなります。
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そこで先ず最小限のインプラント数を埋入してそのインプラントと磁性アタッチメント
(マグネット)を組み合わせて安定感のある部分いればを入れる方法も有ります。
この方法は発展性があり、後からインプラントを追加埋入して行き、
徐々にブリッジタイプにして行く事も可能です。
部分入れ歯が入っていましたが徐々に緩くなり安定が悪くなるため数年おきに
作り直していたそうです。
義歯がゆるくなるのは、義歯を入れている事によって義歯の乗っている歯肉の
下の骨が年間1mm程度溶けてしまうからです。
そこでインプラントを義歯の下に埋入しマグネットキーパーをネジどめし、
もう一カ所天然歯にもマグネットキーパーをつけました。
この2カ所のマグネットで義歯を安定させ、なおかつ義歯を小さくする事が
可能となりました。
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利点は、
1.マグネットキーパーは取り外し可能なので、頭部のMRI撮影が必要となった際にも
外して撮影ができ、画像の乱れを起こさずに済みます。
2.クラスプと呼ばれるバネを残っている歯にかける必要がなく他に残っている歯に
負担をかけません。
3.義歯の下の骨吸収を最小限に抑える事が出来ます。
4.義歯を小さく出来るため使用感が良くなり、異物感も減ります。
入れ歯が安定せず困っている方、インプラントは興味が有るけど怖いなーと思っている方、まず1〜2本のインプラントとマグネットから始める方法も有ります。
2007年10月15日:ボーンスプレッディング(2)
先月の18日にインプラント手術を行った患者さんです。
2週間後には二次手術を行いました。切開剥離といった大変な手術では無く
歯肉に専用の器具でパンチするだけなので10分くらいで終わりました。
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歯肉の治癒を促すため、ヒーリングアバットメントというキャップが付きました。
その際型取りを行い、1週間後にプラスティック製の仮歯が入りました。
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その数日後にはイタリア旅行に出かけられました。
フィレンツェからローマまで巡られるそうです。
食の都で美味しい料理が食べられますよう祈っております。
お戻りになったら最終的なセラミクスを被せましょうね。
フィレンツェといえばビステッカアラフィオレンティーナという
Tボーンステーキが有名です。
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2007年10月13日:ロングスパンブリッジは?
ロングスパンブリッジが入っていた患者さんです。
ロングスパンブリッジとは長いブリッジをさします。
ついこの間構造欠陥によりミネソタで橋が落ちる悲しい事故が起こりましたが、
こういったブリッジが入ってると、口腔内でも深刻な事態が起こります。
橋桁にあたる歯や歯槽骨にダメージが加わり、だめになってしまいます。
ブリッジが壊れることもありあますがもっと怖いのは、
歯根破折を起こしたり、歯周組織の吸収が起こり
取り返しがつかない状態になることです。
この患者さんの場合、右下最後臼歯周囲の歯槽骨が全て溶けてしまいました。
グラグラして噛めず、膿みがいつも出続ける状態でした。
一番奥の歯を抜歯しました。周囲の歯槽骨は壊滅的な状態で、
インプラントは不可能でした。ブリッジがかかっていた部分の歯槽骨は温存
されていたため、その部位に2本のインプラントを埋入しました。
オッセオインテグレーションを待ち、6週後にはセラミクスクラウンが入りました。
審美的機能的にMさんの満足を得られました。
左も同様な状態だったので、今後インプラント予定です。
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よくあるケースは、大臼歯を2本失ってしまい一番奥の親知らずとつないだ
長いブリッジがあります。親知らずだけでなく、手前のブリッジをかけた歯も
やられてしまう恐れがあります。
自覚症状の無いまま深刻な歯周組織の崩壊が起こっている事があるので、
定期検診の際にはレントゲンでチェックしてもらいましょう。
2007年10月05日:ソケットリフトとオッセオインテグレーション
ソケットリフト後は骨接合(オッセオインテグレーション)を慎重に経過観察します。
ここでいつものペリオテストが役立ちます。
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骨接合を客観的に判断する確実な方法です。
インプラント埋入後約9週目にはPTV値が−2となり良好な状態となったため、テンポラリーから最終補綴物へと移行しました。
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インプラント上に3本のセラミクスクラウンが入りました。
機能、審美両面で患者さんの満足を得る事が出来ました。
2007年10月04日:ソケットリフトとインプラント埋入
ソケットリフトを行った症例です。
人工サファイアインプラントがグラグラして疼痛を訴えていました。
サファイアインプラントを撤去し、人工骨を填入し骨の成熟を待ちました。
手前(右側)には通法に従いインプラントを埋入し、奥の2本はソケットリフトを行った後にインプラントを埋入しました。
初診時とインプラント埋入直後です。
2007年10月03日:ソケットリフト
1.上顎洞底皮質骨をオステオトームでマレッティングします
2.上顎洞底の皮質骨を若木骨折させます
3.シュナイダー膜を傷つけないように人工骨を填入しながら挙上します
4.インプラントを埋入します
特殊な手術では有りませんので、数ミリの上顎骨が残存し、
副鼻腔炎の既往が無ければ行える手術法です。
サイナスリフト法と違い、術後の疼痛、腫脹などの不快症状が少ないのも利点です。
左写真は十分な骨が有ります。右写真は骨が不十分でソケットリフト等が必要です。
十分な骨が無いと診断されインプラントをあきらめていた患者さんもご相談ください。
2007年10月02日:オステオトーム
上の奥歯にインプラントを行う際に大変役立つオステオトームという器具を紹介します。
副鼻腔を構成する一部分に上顎洞があります。
上顎洞はちょうど上の臼歯の根の先に位置します。
上の臼歯が欠損して骨吸収を起こした場合、その部位にインプラントを埋入しようと思っても骨が薄く不可能なケースもありました。
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いろいろな術式によってインプラントの適応症が増えました。
サイナスリフト、ソケットリフト 等が挙げられます。
ソケットリフト法は低侵襲で患者さんの苦痛が少なく行える手術です。
ソケットリフト時に先ほどのオステオトームと呼ばれる器具を使用します。
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2007年09月18日:ボーンスプレッディング
本日の患者さんの顎堤は狭窄しており、十分な直径のインプラントを植立するためにはボーンスプレッディングが必要でした。義歯を入れていた患者さんでその期間が長ければ長いほど、または歯周病で骨吸収が著しいほど顎堤が狭窄する傾向にあります。ボーンスプレッディングによって顎堤の侵襲を少なく安全に圧し拡げることが可能です。
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圧縮された緻密な骨に囲まれたインプラント窩が形成できるので確実な初期固定も得られます。
顎堤が狭窄(骨の幅が狭い)しているためにインプラントが不可能であった方で、大掛かりな骨移植やGBR法が必要と言われそこまでの手術は怖いな〜と思っていた方には低侵襲で行えるボーンスプレッディング法をお勧めします。
顎堤の幅を特殊な器具で慎重に少しずつ圧し拡げるため通常のインプラントの時間の倍くらいかかる事もあります。本日はYさん約50分に渡る手術おつかれさまでした。
2007年09月07日:サファイア→HAインプラント
現在使用されているインプラントはチタンインプラントが主流です。
過去には人工サファイア製のインプラントが使用されていた時期もあります。
先日サファイアインプラントが入っている患者さんのブリッジがグラグラしてきたため撤去しました。撤去後に骨補填材を充填し骨の成熟を待ち、新たにハイドロキシアパタイトコーティング(HA)インプラントを埋入しました。
仮の歯で慣れていただいき噛み合わせが安定した後、本日セラミクスクラウンが入りました。 インプラント埋入後と、セラミクスクラウンが入った所です。
サファイアインプラント撤去前 HAインプラント埋入後
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サファイアインプラント(バイオセラムなど)でも臨床的に問題なく経過する症例も多いですが、もし、ぐらついてきたりうまく噛めない時は歯科医師に相談しましょう。




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