歯周治療後の補綴治療

歯周病の治療を行っている患者さんです。
歯周病は歯肉が歯(歯根)に付着している箇所がプラーク中の細菌の毒素の影響で剥がされる事から起こります。付着喪失と言います。
その後、歯肉が下がったり歯槽骨が溶けたりし、進行した歯周炎では歯肉退縮を起こし歯が長く見えるようになります。
歯周病で歯肉が下がり、審美障害を訴え来院されたNさんです。
術前             術後
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適合不良の補綴物を除去し仮の歯に置き換えながら、歯周病の基本治療であるスケーリングルートプレーニングという処置を行い、炎症性の因子を除去ました。
その後患者さんの意見もお伺いしながら被せ物をお入れしました。
一旦退縮してしまった歯肉を再生させるのは至難の技なので、補綴物であまり歯を長く見せないように工夫しました。初めの補綴物はスクエアーな形態で、女性の患者さんであるNさんの輪郭ともマッチしていませんでした。優しそうな丸みを帯びたオーボイドという形態にし、歯根のくびれた状態を模倣し歯を長く見せない工夫をしつつ、長期的に安定するよう清掃性も考慮した形態としました。
審美的、機能的にもNさんには満足して頂けました。
今後は患者さんと一緒にいい状態を維持できるように定期検診を行いケアさせていただきます。

投稿日:2008年3月31日  カテゴリー:歯周病治療

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