壊れたカンチレバーブリッジ

海外でインプラント治療を行った患者さんです。
右下のカンチレバーのブリッジが壊れてしまいました。
mybomyao
カンチレバーの構造は歯科領域では延長ブリッジとして多用されてきました。
天然歯の場合、歯根吸収、歯槽骨吸収、歯の破折など長期的予後は良く有りません。
インプラントに用いる場合、補綴物の破損に注意を要するようです。
セラミクスブリッジは金属フレームにたわみが生じるため
カンチレバー部位にセラミクスの破損が起こっていました。
アバットメントはスクリューのゆるみも生じており負荷の大きさが伺えました。
スクリューは30Nで絞め直しました。
同様な再治療では再度壊れる可能性もあるので、インプラントを追加埋入
させていただきました。
実は海外でインプラントを行ったとき当該部位にもインプラント埋入したところ
失敗してしまったとのこと。
レントゲン診査やボーンマッピングで埋入可能と判断し行いました。
良好に経過した為、先ずインプラント前に既存のインプラントに補綴した後、
追加埋入インプラントにもセラミクスで補綴しました。
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カンチレバー構造の無理な力が加わる事無く補綴を行ったため、長期的な安定が望めます。
カンチレバーと言えば、フランク・ロイド・ライトのカウフマン邸が有名ですね。
こちらはもちろん壊れないでしょうけれど(写真はwikipediaより)
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投稿日:2007年10月27日  カテゴリー:インプラント, 症例vol.2

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