被せものの長期的な安定のために

補綴物を入れた後、歯はもちろん歯肉が健康でなければ長期的な安定は望めません。
歯肉が炎症を起こしやすかったり、ブラッシングが適切に行えなかったり、歯肉退縮をおこし根面カリエスになったりと、いろいろトラブルの原因となります。
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臼歯部で付着歯肉が無かったり、幅が狭い場合などに歯肉の幅の増加や、ポケットの除去を行う目的で行う手術法として、歯肉弁根尖側移動術(Apically Positioned Flap)があります。患者さんTさんは左奥歯の被せもの周囲に違和感と出血がありました。被せものの再治療を希望し来院されました。
ただ単に被せ物をやり直すだけでは症状は改善されませんし、また数年で再治療となる可能性が高いです。
そこで、歯周外科処置を行った後補綴治療を行う事になりました。歯肉を部分層弁で剥離し掻爬を行い徹底的に廓清し、骨整形を行い、付着歯肉を残したまま歯肉弁を根尖側に移動しました。
その後仮の歯で歯肉の成熟を待ってセラミクスの被せ物が入りました。奥にはインプラントが2本入りました。現在被せもの周囲の歯肉の状態も良好でブラッシング等のケアも行いやすく満足されております。
歯周外科処置は、悪くなった歯周病の治療のみならず、今後の歯周組織、補綴物の長期的安定のため、ブラッシング等のケアを良好に行うためなど様々な目的で行うことがあります。
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投稿日:2007年9月13日  カテゴリー:歯周病治療

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