オールセラミクスクラウン

右上の前歯にオールセラミクスクラウンを入れさせていただきました。
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被せ物が入っている前歯の歯肉が下がって金属の境目が見えたり、被せ物の根元の歯肉が黒ずんで見えて気になっている方が結構いらっしゃいます。その原因は、神経を取った歯の場合歯根にメタルコアという金属の土台を入れたり、その上にメタルボンドという金属に裏打ちされたセラミクスを被せる事が原因となっている事が考えられます。メタルコアは歯根を暗く見せますし、金属イオンが溶け出し実際歯根を黒くする事もあります。またメタルボンドもマージンという歯肉辺縁部分の金属が露出すると黒く見えます。カラーレスマージンという方法で歯肉辺縁部分のみセラミクスにする事も可能ですが、ベストはオールセラミクスです。その際は神経が無い歯の場合、ファイバーポストコアがお勧めです。ファイバーポストコアは歯根を暗く見せませんし、メタルと比較し歯根破折の危険性も有りません。この患者さんの物ではありませんがメタルコアとはこういった物です。
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被せ物を再治療する際に、神経の治療を施されている場合は極力、再根管治療を行わせてもらっています。せっかく再治療する訳なので、長くもってほしいのです。後で痛んで再治療となってはもったいないですからね。この患者さんも根の治療が不十分だったので再根管治療をし、根の先までお薬を入れさせていただきました。
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ファイバーポストコアを入れ、歯根や歯肉が黒ずまないように、陰が出来ないようにし、最終的にオールセラミクスクラウンを入れました。
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最初にあった歯肉の境目に出来たメタルの黒い線と、歯肉の黒ずみもなくなり患者さんも喜んでおられました。完成までには長くかかりましたが、長期的な安定のために根の治療も含めた総合的なしっかりとした治療を心がけております。

投稿日:2007年9月25日  カテゴリー:審美歯科治療

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